錦の御旗 -維新への道への道
- 2013/07/30
- 00:21
「宮さん宮さんお馬の前にヒラヒラするのは何じやいなトコトンヤレ、トンヤレナあれは朝敵征伐せよとの錦の御旗じや知らないかトコトンヤレ、トンヤレナ」1868年東海道を東へ江戸に向かい進軍する一団があった。その先頭にはなにやら錦糸で太陽が刺繍された赤い旗が掲げられていた。薩長軍である。先頭の旗は錦の御旗であった。錦の御旗は天皇の勅命をうけた軍、つまり官軍を意味した。しかし天皇は当時そんなに権威のあったものだ...
極限での悟り -マイヨールとメスナー
- 2013/07/20
- 15:51
私は波の音と鳥の声を聞くのが好きである。パソコンをする時はたいていユー・チューブでBGMにしている。今もそうしている。現代的な機械を通して自然と触れ合うのは邪道だろうか?・・・。 ジャック・マイヨールという人がいた。フランス人の潜り屋、ダイバーだ。1976年、人類としてはじめて素潜りで100m以上の深海にいたる。海水の比重を1.02として、1cm四方に10.2Kgの水圧がかかる計算となる。マイヨールの体表面積を身長、体重からザッと換算してみると、...
時をかけるリンゴとトマト ーラベンダーの香り
- 2013/07/18
- 15:55
自宅の玄関前のフラワーポットのラベンダーが花盛りである。出かける前には儀式のように香りを楽しんでいる。毎年成長を喜んでいると、どんどん大きくなっていくようである。 最近「奇跡のリンゴ」という映画が上映されていた。家族愛の中でリンゴの無農薬栽培に成功するという感動物語かな?と勝手に思い込み食指が動かなかった。映画は見ていないが実在の主人公モデルの木村秋則さんには興味を引かれた。この人は本気で植物に意識や感情があ...
泳法の歴史 -組み合わせのパズル
- 2013/07/14
- 13:31
今日も暑かったのでプールへ行ってきた。夏休み前だと思うが、子供達が大勢泳いでいた。水泳は練習しなけば出来ないスポーツである。古代の人達は動物の泳ぎをまねて泳いだようである。私も動物のまねというか、動物をイメージして泳ぐのが好きだ。例えば平泳ぎだと下半身のカエル足はクラゲをイメージする。水をたっぷり捉え、後方に吐き出す感じがクラゲである。上半身の手の動きは白鳥をイメージする。ゆったり浮きを取る感じが大空を優雅に渡って...
人類の誕生-ピーマン人類のディナー
- 2013/07/10
- 22:05
数日前テレビでトーク番組を見ていた。ゲストは若手の生物学者だった。ホストがどうして生物学者になったのかを質問した。ゲストは答えた。幼稚園の時、滑り台で遊んでいた。滑り台を滑り終えた時突然ある言葉が頭に響いた。「僕はどこから来たんだろう?」その幼稚園児のゲストは滑り台の下でしばらく動くことが出来なかった、という。 「自分はどこから来たんだろう?」「自分て何だろう?」これは誰でも一度は抱く疑問であろう。自己の根本的なアイデ...
泳ぎ習得への近道
- 2013/07/06
- 19:02
札幌も7月に入りようやく暑いと感じる日も増えてきた。泳ぎには良い季節である。私は子供の頃余り泳げなかった。泳いでもせいぜい20m程度だったろうか。 四足の動物はおおむね泳げる。習わなくても泳げるから泳ぐ本能があるとされる。しかしこんな話もある。あれは単に四足歩行の動作をしているに過ぎないというのだ。動物の泳ぎというのは犬に限らず犬かきだが、そう言われてみれば水の中で四足歩行というか、四足走行している...
カラスへの逆襲
- 2013/07/04
- 09:43

カラスに攻撃された。中々怖いものである。我が家には4畳半程の家庭菜園がある。苗を植えてからずうっとほっぽらかしにしていた。気がつくと随分と雑草が伸びている。これはまずいと思い雑草むしりに出た。そうするとカラスが2羽ギャーギャーと威嚇してきた。どこかに巣でもつくったのか・・・と思いつつ、かまわずにいたら、急降下してきて頭の上をかすめていく。こっちも大きな声でギャーギャーと対抗してみたが、かえって興奮させて逆効果の...
月と5円玉
- 2013/07/02
- 22:42
数日前ちょっと用事で車を運転して町に出かけた。交差点で停止した。2車線道路で左側には大型トラックが停止していた。そこで私は助手席に置いたカバンの中の書類を整理していた。突然自分の車がバックし始めた。やばい!慌ててブレーキを強く踏んだ。しかし車は止まらない。やばい!やばい!しかし私の車は後続車にぶつからなかった。どうしたというのか。実は左側の大型トラックが前に動いただけだったのだ。ただの錯覚だった。こういったこ...