ニセコの思い出ー『50年前のヒラフ』
- 2014/02/25
- 20:20

ニセコヒラフスキー場がすごい賑わいである。『ひらふ坂』の両側は勿論、その奥までホテルやペンションやコンドミニアムとかがいっぱい建っている。大勢の外国人で溢れていて、一瞬外国にトリップしたかのような感じになる。自分が初めてヒラフスキー場に行った時とは別世界である。 私が初めてニセコに行ったのは小学校4年生の頃だった。50年ほど前である。ヒラフにリフトができた直後だった。ニセコは昔からスキーのメッカだった。しかしそれは山スキーのメッカだった。自...
竹内智香の滑りー『チェック』の位置のチェック
- 2014/02/23
- 20:47

竹内智香選手がソチオリンピックのスノボードパラレル大回転で銀メダルを取った。竹内選手個人にとってもスノーボード界にとっても快挙であろう。 アルペン用のスノーボードは速い。私は時々かってにスキーで後ろを滑らしてもらうのだが、中々ついていけない。フルカービングで斜面をえぐっていく。カービングの板はスノーボードが本家本元なのでかなわない。やや内側のコースを滑ったりして、ごましてなんとかついていくのがやっとである。スノーボードは板が一枚な...
小野塚 彩那ー滑りの秘密
- 2014/02/21
- 10:13

小野塚彩菜選手が先程ソチオリンピックのハーフパイプで銅メダルをとった。ファンとしてはとりあえず、おめでとうを言いたい。小野塚選手を私が知ったのは3~4年前だった。ユーチューブをネットサーフしている時たまたま見かけた。はぎれの良いすばらしい滑りだった。スキー仲間に聞くと、技術選でも上位の、もうかなり名の知られた選手のようだった。ただ私はなんでトップでないのかと思った。ここしばらくはスキーのDVDは買っていなかったが、この選手の...
カービングでスキッディング?ーノーマルの板の滑り心地
- 2014/02/20
- 22:03
ノーマルのスキー板で滑ってみた。約16年ぶりくらいだと思う。どうなるか面白半分でのってみた。ノーマルの板は屋根裏部屋で埃にまみれ、若干エッジが錆びていた。それでもなぜか捨てずにはいた。滑ってみて驚いた。それ程違和感なく滑べれたのである。一本目はおっかなびっくり、緩斜面をソロソロと滑った。二本目から少しづつスピードを上げた。段々急斜面も滑ってみた。身体がそれなりに反応して滑れるのに驚いた。 実は正確にはカービングの板をは...
『うまい』スキー技術とは?ーラーメン品評会より?
- 2014/02/17
- 19:57
私が良く滑りに行くスキー場のスキースクールの頭にSAJとSIAの両方がついている。SAJはSki Association of Japanの略で全日本スキー連盟のことだ。SIAはSki Instructors Association of Japanの略でスキー職業教師協会のことだ。このスキースクールは両方の組織から認定を受けているということなのだろう。ところで、SAJ滑りとかSIA滑りというのがあるのだろうか?自分には区別がつかない。ただある人が面白い事を言っていた。SAJは『ターン原因とし...
【40年前のスキー教程より】ー温故知新
- 2014/02/08
- 22:17
1971年出版のS.A.J.スキー教程と1973年出版の日本スキー教程の用語集からいくつかの用語をピックアップしてみた。40年以上経つ。用語として確認しておきたいと思ったものを入れた。単にノスタルジーで入れたものもある。でも用語だけでも結構当時の技術が見えてきて面白いと思う。今でも参考になるのではないだろうか。クリスチャニア ノルウェーの首都オスロの旧名。 スキーをそろえて回転する技術の総称。ウェーデルン【独】 連続小回り回転。 あたかも犬...
『あなたの実体とは?』ー情報の実体化
- 2014/02/07
- 23:42
またちょっと面白い話を聞いた。 『ある一人の旅人がいた。日が傾いてきたので宿をさがしたが、それらしいものが見つからない。ウロウロしている内に一軒の廃屋を見つけた。雨露くらいしのげそうだったので、そこを一夜の宿とすることにした。 夜中、旅人が身体を休めていると、ゴトゴトと誰ががその廃屋に入ってきた。顔を上げてみると、それは恐ろしい形相をした赤鬼であった。しかも何かを担いでいる。よく見るとそれは人の死骸で...
スキーターンは外足荷重か?内足荷重か?ー『スピードという条件』
- 2014/02/04
- 21:48
スキーのターンの際外足荷重をすべきなのか?内足荷重をすべきなのか?両足荷重をすべきなのか?あるいはターンの局面において変化させるべきなのか?皆それぞれ悩むところだと思う。私の考えをまとめてみる。 まず単純なモデルを考えてみる。乗用車を平地の上を円軌道で走らせる。軌道の半径を20m程度としてみる。まず車を20Km/h程度の低速で走らせてみる。車は車体を水平に保ち円軌道を描く。そこでアクセルを踏み込んで、たとえば50Km/h程...