【超能力は存在するか?】 - 『脳科学からのアプローチ』
- 2014/06/27
- 20:17
超能力と言われているものがある。インスピレーション、勘、直感、霊感、第6感などをさす。人には外界の情報をとらえる感覚として、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の5感がある。そして、それらの感覚を感知する器官は、眼、耳、皮膚、舌、鼻となる。これらの5感からの情報によらずに、鋭くものごとの本質をつかむ心の働きのことを一般に超能力という。この能力を、超能力の中でも『超感覚的知覚』とか『ESP』といったふうに分...
『干支』の起源- 【古代バビロニアから日本への系譜】
- 2014/06/23
- 20:06
私達は『干支』(えと)というものを日常の生活の中で利用している。毎年、年賀状は『干支』の動物を図案にする人がほとんどだろう。自分が何年生まれか皆知っているし、それで運勢占いや相性占いをすることもある。『干支』を使い慣れた人は、他の人の生まれ年を記憶しておいて、現在の年齢を計算する。私達は、普通12種類の動物を割り当てられた各年を『干支』と呼んでいるが、正確には間違いのようだ。これは厳密には『12...
『辰は竜か?ワニか?』 - 人魚と龍
- 2014/06/21
- 17:12
私は辰年生まれである。自分が辰年に生まれ、以前から気になっていたことがあった。それは、12支の中で辰だけが架空で想像上の生き物の竜だということである。他の11支は実在の動物である。竜だけが想像上の動物というのは、不自然と言えば、不自然である。もしかすると、竜が元々は実在の動物で、それが想像上の神獣へと変わっていったのかもしれない。そうだとしたら、元の動物はいったい何だったのだろうか? 調べてみる...
河童をアクア説から考える - 【2つの進化のルート】
- 2014/06/16
- 22:58
河童というものがいる。頭に皿があり、背中に甲羅をのせ、手足には水掻きがあり、水辺に住むとされるあの河童である。柳田国男の遠野物語にも出てくる。当然、民話や伝説での架空の妖怪のようなものかと思っていたが、結構目撃談というのが現在でもあるようだ。ちょっと幾つか紹介してみる。 『私が10歳くらいのことの話です。鹿児島に住んでて、そのころ塾に通っていて、いつも仲の良い友達と一緒に通ってました。普段は5時半...
『爆弾三勇士』をめぐって - 靖国神社と母子地蔵
- 2014/06/14
- 13:02

先週東京に行った折、ちょっと時間ができたので靖国神社へ行ってきた。広い境内に10mは超える巨大な2つの石灯篭が建っていた。土台部の周囲に銅板のレリーフが何枚もはめこまれていた。日清戦争以降の様々な日本の戦歴を記念するもののようであった。その中で、自分が知っていた題材のレリーフが1枚だけあった。『爆弾三勇士』である。子供の頃、この映画のポスターが街角の民家の板壁に貼ってあった。映画のポスターなのだ...
ナメクジのテレポートの謎 - 『ナメクジとはそういうものだ。』?
- 2014/06/11
- 17:48

ナメクジにはテレポート(瞬間移動)する超能力がある、という話をどこかで聞いたことがあった。これは単なる都市伝説なのか?古くからの民間伝承なのか?ネットで体験談等を拾いながら感想を書いてみた。【証言1】『最近の出来事ではないんですが、いつもふと気づくとナメクジが同じ部屋のほぼ同じ場所にいるんです。最初の頃は、季節は夏でそのナメクジが発生する場所の近くに窓があり、いつも開けて網戸状態(若干下の方が破...
『ヤマタノオロチ』の謎 - 古代出雲の鉄の民
- 2014/06/07
- 22:10
『八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を』この歌は日本最古の和歌とされている。詠ったのはスサノオノミコト【素戔男尊】。日本を創世したとされるイザナギノミコトとイザナミノミコトの子である。また、天照大神と月夜見尊(ツクヨミノミコト)の弟となる。スサノオノミコトが八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を打ち取り、櫛名田比売(クシナダヒメ)と出雲に宮を構えた際詠ったものとされている。その通釈...
『○○課長は出かけてました。』 - 北海道弁から見る、北海道人の心②
- 2014/06/05
- 17:03
問題: ある北海道の会社に本州の企業から電話が入る。『○○課長さん、いらっしゃいますか?』返答『○○課長は出かけてました。』出かけてました?出かけてました、ということは【た】という過去を表す助動詞がつく。従って過去に出かけたようである。しかし、知りたいのは『今』のことなのだ。この○○課長は『今』社内に居るのだろうか?居ないのだろうか?・・・答え:この○○課長は今社内に居ない。北海道弁ではそうなる。 実はこ...