『ライラックとハシドイをめぐって』 - 【リラ冷えの札幌から】
- 2015/05/29
- 16:31

【川下公園】 札幌ではライラックが花盛りである。街路樹やそこいら中のお宅の庭から甘い香りが漂ってくる。自宅から車で5分くらいの公園に、数年前にライラック園ができた。まだ行ったことがなかったので、カメラを持って出かけてみた。何十種類ものライラックが咲き誇っていた。 札幌では桜の季節が終わると、今度はライラックの季節となる。日本では桜前線というものがあるが、ヨーロッ...
『不明マレーシア機の謎』2 - 【フィリップ・ウッドの抵抗】
- 2015/05/23
- 13:03

今年の1月頃だったの思う。札幌近郊のスキー場にスキーに行った。ゴンドラで、面識の無い若い4~5人のボーダーのグループと乗り合わせた。何かトラブルがあったようで、ワァワァ言っていた。聞くともなく聞いていたら、どうも若者の一人が携帯電話をどこかに落としたらしかった。その内に、そのメンバーの一人が自分の携帯電話を取り出し、何やら操作をし始めた。そして、グーグルマップらしきものを開き、その無くした携帯の...
『不明マレーシア機の謎』 - 【国際政治の波間に消えた機影】
- 2015/05/20
- 22:28

マレーシア航空機が謎の失踪をしてから一年ちょっと経つ。一体あの飛行機はどこに消えてしまったのだろうか?バーミューダー・トライアングルみたいなものである。UFO説が出てもおかしくないような気もする。捜索が繰り返されていたオーストラリアのパース西方の南インド洋で、海底に沈んでいるのだろうか?何故か良く分からないが、わざわざそこまで飛んで行って燃料切れで墜落し、沈んでしまったのだろうか?そこは世界の海の...
『寺田寅彦と夏目漱石』 - 【猫をめぐる冒険】
- 2015/05/17
- 16:25

絵:寺田寅彦 『三毛の墓』 こんこんこごめの花が散る 小窓に鳥影小鳥影 小鳥の夢でも見ているか 三毛のお墓に雪がふる こんこん小窓に雪がふる 炬燵蒲団の紅(くれない)も 三毛がいないでさびしいな 三毛とは猫の名前である。寺田寅彦が飼っていた。寺田寅彦とは夏目漱石の弟子である。漱石が熊本の第五高等学校の英語...
『集団的自衛と北方領土』 - 【新たな多面外交へ】
- 2015/05/14
- 22:55

数年前、根室半島の国道35号線を車で走っていると、歯舞(はぼまい)という地名があった。北海道内に歯舞?歯舞とは北方領土だと思っていたので、ちょっと驚いた。実は歯舞の名はここが元で、ここから海上に広がる島々を歯舞群島というようになったということのようだ。そうすると、地元の人にとっては歯舞群島やそれに連なる色丹島は北海道の一部という意識だったということだろうか?それに対し、国後島はちょっと違うようだ...
カラス- 太陽神からの転落
- 2015/05/09
- 12:27

どうも最近野生動物づいていると思っていたが、今度はカラスである。カラスが自宅前の樹に巣を作った。下から見ると尾羽が見える。どうも抱卵しているようだ。カラスも人に飼われているわけではないので、一応野生動物になるのだろう。しかし、これはちょっと厄介である。巣の写真を撮っていると、今度は連れ合いらしきカラスがギャーギャーと激しく威嚇してきた。ヒナが孵るとカラスは多分もっと神経質になり、攻撃的にな...
『リスとドングリ』 - 【共生の道】
- 2015/05/06
- 17:29

用事があって、札幌近郊の大学の構内をウロウロしていたら、リスと遭遇した。どうも最近は野生動物づいている。尾が太くてその色からして、エゾリスなのだろう。この大学の敷地は原生林につながっているので、そちらから紛れ込んだのかもしれない。ピョコピョコと走って来て、樹に登った。たまたまカメラをもっていたので写真に撮った。中々カワイイものである。 リスというと、思い出すのはドングリの埋め忘れである。結構知...
『キタキツネ物語』 - 【エキノコックス編】
- 2015/05/01
- 21:49

春のポカポカ陽気に誘われたのか、我家の裏にキタキツネが現れた。枯草の上で気持ちよさそうに日向ぼっこをしていた。かわいいので、ここで『北の国から』の蛍風に、『ルールルルルル』とエサでもやりたいところである。しかし、北海道民にはこれは御法度である。実はキタキツネの30~40%がエキノコックスという寄生虫を腹の中に宿していると言われている。この寄生虫を宿しても、キタキツネ自体は健康をそれ程害さないと...