『不明マレーシア機の謎』Ⅴ - 【多国籍軍による情報戦】
- 2015/08/31
- 19:33

2015年7月29日、アフリカ南東部の沖合に浮かぶマダガスカル島のさらに東方約600Kmに位置するレユニオン島のサンタンドル(Saint-Andre)の海岸で、一人の男が香料を潰すのに適当な大きさと形の石を探していた。男の名前はジョニー・ベグ(Johnny Begue)といい、道路工事などにたずさわっていた。そこで彼は何か機械の部品のようなものを見つけた。それはどうも翼のようであった。それは長さが2.5m程で幅が1m程...
『不明マレーシア機の謎』Ⅳ - 【翼のエボシガイの生育期間と墜落時期の不一致】
- 2015/08/25
- 19:14

2015年7月29日、今から1ケ月程前、レユニオン島の海岸でフラッペロンという種類の翼が見付かった。レユニオン島はアフリカの南東部の沖に浮かぶマダガスカル島のさらに東に位置するフランス領の島だ。その翼は長さが2.5m程で幅が1m程だった。現場に警察官がやってきて調べた。これがその時の写真である。 またその翼には貝が付着していた。このようにである。 クローズアップするとこうなる。 ...
『不明マレーシア機の謎』Ⅲ - 【翼は水に浮かばない】
- 2015/08/22
- 22:15

ここに鉛筆がある。一部が手の陰になって見えない。しかし、私達は普通これを割と新しくてまだ長い一本の鉛筆と捉える。つまり、見えない部分もあるが、そこは想像力で補っているわけだ。ところが、実際はこうだったりする。 人間は普通、このように想像力に基づき生きている。例えば、運転していて路駐している車の陰から傘が見えたとしたら、人が見えなくてもそこに人が居ると考え徐行したりする。その傘が小くて...
『硫黄島の亡霊』 - 【英霊は靖国に帰るか?】
- 2015/08/18
- 21:32

盆の休みが終わった。今年も田舎に大勢の親戚が集まった。そこで酒を飲みながら色々話をしたであるが、東京からきた甥の話が印象的だった。もう3~4年前のことだというのだが、その甥が学生時代に夏を小笠原で過ごしたていた時のことだ。何か、東京都が出している自然保護関係の資格を取得するためのカリキュラムだったようだ。小笠原は東京から約1000Kmも南方に離れているが、東京都に属するという。東京都小笠原...
『葛飾北斎の“神奈川沖浪裏”』 - 【芭蕉の“虚に居て実を行ふべし”】
- 2015/08/12
- 15:36

これは私が好きな浮世絵の1枚である。葛飾北斎が描いた『富嶽三十六景』の一つで、『神奈川沖浪裏』(かながわおきなみうら)という表題がついている。多色刷りの木版画である。小舟がに大波にもてあそばれる様を描いており、遠くに富士山も見える。非常にダイナミックで迫力のある絵である。波や海に質量感やエネルギーが感じられる。小舟に乗っている人達は、舟縁にしがみ付いて必死のようだ。素晴らしい。ところで一方、...
『北の国から』の杵次 - 【アイデンティティとは】
- 2015/08/08
- 15:10

もう20年以上も昔の事になるが、近くの大学に倉本聰が公演に来たので聴きにいったことがあった。ごく身内の講演といった感じで、50~60人も入ればいっぱいになるような教室だったが、それなりに席が埋まっていた。倉本聰がその時何を話したかはすっかり忘れてしまったが、その存在の感触だけは覚えている。最後にアンケート用紙に感想を求められたので、『北の国から』を今は自分の子供と一緒にレンタルで楽しませてもらっ...
『NHKスペシャル、日航機墜落事故』ー【TACAN(タカン)とレーダー】
- 2015/08/04
- 19:39

NHKスペシャル『日航ジャンボ機事故 空白の16時間~"墜落の夜"30年目の真実~』を観た。放送のあった8月1日は用事があったので、録画しておいた。去年フジテレビのこの事故に関する番組を見たのが、この事故に関心を持つきっかけとなった。今年はNHKの番だったようだ。かなり、不可思議な事故である。今回はNHKではどうして墜落から生存者の救助まで16時間もかかったのかに焦点をあてて番組を制作してい...
『写楽の謎』② - 【市民社会と個性】
- 2015/08/01
- 14:00

ここに1枚の絵画がある。ヨーロッパの女性の肖像画である。絵画のレベルとしては左程のものでもないだろう。構図が微妙に歪んでいるような気がする。色使いも大したものでもない。しかし、この絵はヨーロッパで描かれたものではない。日本人が初めて描いた油彩の西洋画である。描いたのは『平賀源内』。あの静電気発生装置のエレキテルの源内である。源内はエレキレルのイメージが強いので科学者といった先入観がある。しかし...