『日本人の宗教観をめぐって』 - 【ヘブライ語が刻まれた八咫鏡の秘密】
- 2016/09/25
- 12:46

三種の神器は皇室が皇位のしるしとして、代々受け継いできたとされる三種類の宝物である。『八咫鏡』(やたのかがみ)・『草薙剣』(くさなぎのつるぎ)・『八尺瓊勾玉』(やさかにのまがたま)の三つである。『草薙剣』は『天叢雲剣』(あまのむらくものつるぎ)ともいわれる。基本的に見てはいけないものとされる。天皇でさえも自由に見ることは出来ないという。昭和天皇も今上天皇も実見したことはないという。従って上の画...
『日本人の宗教観をめぐって』 - 【籠神社に封印された卑弥呼】
- 2016/09/22
- 15:52

『あの館山にあった金毘羅さんの御社は今はどうなっているんだろうね?』叔母の家へ遊びに行った時、突然叔母が私に語りかけた。私は全く何のことか分からなかった。叔母から詳しく話を聞くと、かつて田舎の実家では周辺をエリアとする海運業を営んでいた。そこで金毘羅さんの社を一つ建てて、海上安全を祈願していたとのことだった。鉄道が通る前のことである。元旦には家の敷地から湧き出る泉の水を汲み、若水として御社へお届...
『日本人の宗教観をめぐって』 - 【かごめ歌とヤハウェ】
- 2016/09/11
- 10:24

入学前の子供の頃、『かごめかごめ』で遊んだ。主に女の子達がしていたが、そこに入れてもらった。最近子供達がこの遊びをしているのを見かけた事がない。自分達がこれで遊んだ最後の方の世代だったのかもしれない。 知らない人もいると思うので、一応遊び方を説明する。鬼とされた子が手を目に当て、それを目隠しとしてしゃがみこむ。他の子供達は互いに手をつなぎ、丸い輪になって鬼を取り囲む。そして、歌を歌い...
『日本人の宗教観をめぐって』 - 【猿田彦命の正体】
- 2016/09/03
- 13:25

私が子供の頃住んでいた北海道の田舎には、その頃大した娯楽はなかった。カラオケボックスもゲームセンターもテレビゲームなかった。そこでの数少ない娯楽の一つがお祭りだった。盆の頃にそれはやってきた。親からもらったお祭のおこずかいの硬貨を握りしめて、露天で駄菓子などを買って食べた。祭では神輿の御渡りが行なわれ、その行列は天狗のお面を付けた人が先導した。その天狗は一枚歯の高下駄をはき、法衣に身を...
『日本人の宗教観をめぐって』 - 【広隆寺牛祭の謎】
- 2016/09/01
- 11:06

京都には不思議な祭があるという。『牛祭』というそうだ。本来は10月12日夜(古くは旧暦9月12日)に行われる。現在は不定期開催だという。大きな白い仮面をつけた神様役が牛にまたがり、寺の周囲や境内をめぐる。何やら鬼の面を付けた4人の従者役もこれに付従う。そして巡行を済ませた一行は、境内の祭壇で祭文を読み上げる。それに対し、回りの見物客や世話人が罵詈雑言を浴びせるのだそうである。たまりかねた神や...