楽な小回りターン
- 2017/01/30
- 21:35

小回りターンを力まず、楽に行なう方法を考えてみた。まず、小回りは大回りのリズムを早くしたものだという事は良く言われる。それは概略としてはきっとそうなのだろうが、違う半径のシュプールを描くわけだから、違う要素もあるはずである。その要素の違いは、まず早いタイミングでの雪面抵抗のとらえなのだと私は考える。スキー板がフォールラインを越える前に雪面抵抗をとらえてやる。当然その時の重心はスキー板...
生涯スキー
- 2017/01/27
- 19:08

1ケ月程前、札幌藻岩山スキー場で滑っていた。年末だったこともあり、スキー場は結構混んでいた。リフトの待ちも、20~30mくらいとなっていた。そこで、近くの女性が子供達を仕切っていた。混んでいる時は、2人乗りリフトは2人で乗るように指導していた。女性とは無関係な子供達のようだった。そして、その方は私に一緒にリフトに乗って良いかどうか聞いてきたので、こちらは了承した。随分活発な方だなと思い...
ターンとターンのつなぎの力学的仕組みについて
- 2017/01/25
- 18:57

ターンとターンのつなぎを楽に、そしてスムーズにおこなう場合の力学的仕組みについて考えてみた。ターン終盤でテールにしっかり荷重すると、テール側からの雪面抵抗の反力が返ってくる。これは、スキー板のトップを谷側に回そうとする回旋力となる。その力が生じたタイミングで、重心を前方谷側に移動しスキー板をニュートラルにする。そうすると、スキー板は谷側に回旋していく。そのタイミングに合わせ、後は次のターンにつ...
高齢者のコブ斜面
- 2017/01/23
- 15:02

高校時代の同級生H君とルスツで滑った。Facebook上で再会し、お誘いを受けた。彼は今札幌医師会のスキー部の会長をしているとのことで、そのツアーに合わせてルスツで待ち合わせた。スキー部の会長をしているくらいだから、当然上手なのだが、それよりもコブ斜面への挑戦が印象的だった。コブの急斜面にどんどん入っていく。60歳台半ばだとは思えなかった。 たいてい人は50歳も過ぎると体力の衰えを感じるものだ。かつては...
『不明マレーシア機の謎』Ⅷ - 捜索打ち切りにあたり
- 2017/01/21
- 08:39

【ザハリエ機長】 【アンワル党首】 数日前、オーストラリア沖南インド洋で行なわれていた不明マレーシア航空機の捜索が打ち切られたとのニュースが流れていた。マレーシア、オーストラリア、中国の3ケ国により、今まで続いていたとのことだ。乗客乗員239人を乗せたマレーシア航空370便が、マレーシアの首都クアラルンプールから中国の北京に向かう途中で消息を絶ったのは20...
プルーク・ボーゲンの力学的仕組み
- 2017/01/19
- 21:23

スキー板をハの字にしたままターンする技術をプルーク・ボーゲンという。これは片方のスキーの横方向を押す力を強くすることによって下図のような仕組みによって起こる。この場合右スキーへの荷重を強めたのであるが、そのトータルの力として左回転モーメントCという力が発生する。その結果、スキーは左方向へターンしていく。回転モーメントBとC´の間にはタイムラグがあると思う。 片スキー(この場合右スキー)...
プルーク・ファーレンの力学的仕組み
- 2017/01/17
- 20:52

スキー板をハの字にして、真っ直ぐ下に滑る技術をプルーク・ファーレンという。スキーをする者が、まず最初に覚える技術である。こうやって滑るとスピードを抑えられ、止まることも出来る。この滑り方の力学的な仕組みを考えてみた。まず、スピードを抑えて滑るプルーク・ファーレンである。 【滑走】 スキー板を左右に押し広げることによ...
どうしてスキーはターンするのか? - カービングの場合
- 2017/01/16
- 20:05

カービングターンの仕組みを考えてみた。斜面側面からの雪面抵抗という反力が、スキー板に回旋力を与えるという基本的な仕組みはスキッドターンと変わらないと思う。しかし、カービングターンの場合はそれにスキー板の『たわみ』という要素が加わる。『たわみ』によりスキー板のトップ側に『迎い角』が生ずる。その結果、『揚力』が発生する。この『揚力』はターンの内側に向かって働くので、側面からの力による回転モー...
カービングの板における『テールの押し出し』について
- 2017/01/15
- 21:19

子供の時からターンをするために、『テールの押し出し』の練習をした。斜面に横に立ち、テールを足の筋力で押ずらした。しかし、もしかすると今のカービングの板ではテールは押し出すのではなく、自然に押し出されるのかもしれないと思い始めた。下の図を見て欲しい。これは、先日考え付いたカービングの板がターンする理屈を考えてみたモデルである。ターンをする仕組みを以下のように考えた。『滑降からスキーを...
憧れの滑り
- 2017/01/13
- 08:45

何とひどいフォームであろうか!外向傾はまるで取られておらず、ストレートに内倒しさらに内足荷重となっている。まったく基本がなっていない。地方の技術選の予選程度でも、まず間違い無く最下位であろう。しかし、何と素晴らしい滑りであろうか!この画像はステンマルクのものである。地形やスピード、旗門構成といった状況の中で、このような一瞬の動きとなったのだろう。競技でなくても、こんな風に滑れたらさぞか...