エレガント小回り
- 2019/01/31
- 22:16

本日は小回りをテーマとした。大回りの動きを素早くすれば小回りとなる。これは確かに正解だと思う。しかし、この説明だけで綺麗な小回りが出来る人はまれである。どこの部分を素早くするのを意識すれば良いのだろうか?コツがあるのだ。私の感覚でいけば、素早く落ちるのである。スキー板を切り換えながら脚を脱力して曲げ、重心を落下させてやる。ターン内側下方に落下する。そして、最大傾斜線方向にトップをぶつけて...
エレガントスキーと切り換え
- 2019/01/29
- 20:30

【竹内 智香】 スキーがエレガントになるかどうかの重要な要素として、切り換えがある。概ねのスキーヤーは早く安定した状態になりたいので、素早く切り換えをしようとする。山回りからすぐに反対向きの山回りとなる。しっかりした谷回りがない。雪面抵抗を捉え続けていない。これでは綺麗な弧のシュプールが描けない。エレガントスキーとはならない。エレガントに滑るためには、急激な荷...
『北海道』の名称とアイヌ
- 2019/01/26
- 14:08
【北海道古地図】 娘がインフルエンザにかかってしまった。心配なので同じ部屋で寝ながら看病していたら、身体がだるくなってきた。どうも今私の身体の中の免疫細胞が、インフルエンザのウィルスと戦っているようである。そこでぼんやりとベッドに寝転んでテレビを観ていたら、『北海道』の名前の由来を語っていた。 『北海道』は元々は『蝦夷地』といわれていた。『蝦夷』とは中世以降『アイヌ』を指し...
カービングの板がターンを簡単にしている理由
- 2019/01/24
- 20:56

【ノーマル板での海和氏】 カービングの板について考えてみた。スキー板はカービングになって圧倒的にターンが楽になった。全くの初心者でも、数日の講習でパラレルターンが出来るようになることもある。私が子供の頃は、かなりスキー場にかよっても、小学校の高学年になるまでは中々パラレルターンはできなかった。当然ノーマルの板だった。それではどうしてカービングの板で簡単にパラレルターンが出来...
急斜面でのエレガントターン
- 2019/01/23
- 20:26

今日は急斜面でのエレガントターンに挑戦してみた。一般的に急斜面ではスピードが出てしまう。傾斜が急なので、当たり前である。そこで普通そのスピードに対応するために、必死に力任せのエッジングをして何とかしようとする。ターン弧は乱れ、鬼の形相となる。エレガントターンからは遠く離れる。そこで、まずターンをすることをやめてみた。といっても直滑降をするわけではない。弧形のシュプールを描かない。つま...
エレガント・スキーと『先読み』
- 2019/01/13
- 17:56

今シーズンの私のテーマ『エレガント・スキー』についてさらに考えてみた。『エレガント』=『優美』というのが醸し出されるためには、心理的な『余裕』がなければならないだろう。その『余裕』は『ドロ縄』ではそうはいかない。つまり、眼前の事だけに目や意識を奪われていては『余裕』は生まれない。『先読み』が必要となる。 また音楽の例をあげるが、楽器の演奏家と同じである。演奏家は楽譜を読んで演奏するが、...
エレガント・スキーと曲想
- 2019/01/11
- 11:06

今、自分がテーマとして滑っている『エレガント』についてもう少し考えてみた。スキーの技術というのは、様々な物理的な法則をベースにしている。その法則とは、加速度や慣性の法則であり、流体力学や回転モーメントのそれである。それらの法則を利用してスキーヤーはターンを生み出すわけである。その技術とは『操作』なわけであり、本来感情は入らない。つまり、車を運転していて右に曲がるには、単にハンドルを右...
エレガント・スキー
- 2019/01/09
- 11:12

昨シーズンは『様式美』を狙って滑り始めた。それは『効率的』な滑りといって良いと思う。そして今シーズンは『エレガント』な滑りを目指している。たいして内容に変化はないのだが、『様式美』という言葉には状況への対応性の意味合いが弱い気がする程度である。『エレガント』=『優美』という言葉の方が、私が今滑りたい方向性によりぴったりのような気がする。 基本的に歳をとって体力が落ちたということがあると...
『熊野信仰』からみる日本の宗教の流れ
- 2019/01/05
- 18:13

【熊野古道】 元旦にテレビをつけていたら、『超体感 熊野古道 神秘の旅』という番組をNHKでやっていた。以前から『熊野信仰』とは何かということに興味があったので観た。 私は日本の宗教の大雑把な流れとは、まず縄文人の『自然信仰』としての『古神道』があり、それにヤマト王権の『古事記・日本書紀史観』による『国家神道』が導入され、そしてさらに仏教が取...
谷シュテムターンと合理的滑り
- 2019/01/03
- 10:25

緩斜面で低速でターンする練習をした。一般に斜面が急になるほど、また高速のほどスキーターンの難易度は高くなるとされる。それならば緩斜面で低速でターンするのは最も簡単なはずである。ところがやってみれば分かるが、これはとても難しい。スムーズにターンできない。従って、大抵力まかせにスキー板を回旋させてまわろうとする。これは、普段の滑りが滑走から生み出されるエネルギーに頼りきっているからだろう...