スキーターンの基本的感覚について
- 2017/11/28
- 18:44

自分の今期のスキーシーズンがスタートして10日程経った。
その間に4回程滑りに行った。
シーズンが始まる時は、余り形にはこだわらず、身体の感覚に任せて滑ることにしている。
そうすると、身体の感覚回路の方から認識回路の方に何やら情報が伝わってくる。
それが結構楽しい。
今その伝わってきている情報について書いてみる。
スキーのターンというものはある種の『操作』なわけだが、自動車の運転のように右にハンドルを切ると右に曲がるといった単純なものではない。
むしろ、左に働きかける事によって右に曲がっていくといった、ちょっとひねくれた『操作』となる。
それは物理的な力の働き方によって起こる『現象』である。
そういった意味で、スキーのターンは『物理現象』である。
そこで行われる『操作』とは、『結果』としてスキーターンという『物理現象』を生み出すための『条件作り』という事になる。
スキーターンの操作を大きな局面で二つに分解すると『切り換え』と『舵取り』ということになる。
『切り換え』とは、スキーと身体の位置取りを左右入れ替えることである。
この操作が、まずもっての『条件作り』となる。
これは身体をどこの位置に移動させるかという、かなり『能動的』な動作となる。
『ポジショニング』ということである。
そして、スキー板の角付けが切り換わり、『雪面抵抗』が発生することにより『舵取り』(=『ターン』)が始動する。
この『雪面抵抗』に耐える力というものは、基本的には『受動的』なものである。
感覚的には、『身体を支える』といった感じとなる。
スキーの板は、横から力が加わるとターンをするように設計されている。
従って、きちんとしたポイントに荷重をもっていけば、スキーはターンするわけである。
これが原則となる。
さらに、どこのポイントに荷重をもっていけば、どのようなターン弧を描くかというのが、次のテーマとなる。
もう少し滑りこんでから、この辺の感覚について書いてみる、

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